【ウィルソン】シフトのインプレ・レビュー(食いつき力!)

ウィルソン シフト
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テニス歴20年、サイト運営担当のSHOTAです。

ラケット選びで以下のようなお悩みはありませんか?

  • 腕や肘に優しいラケットが使いたい。
  • 食いつきの良いラケットが使いたい。
  • シンプルな見た目のラケットが使いたい。

こんな悩みを解決してくれるラケットが、ウィルソン『シフト』です。

今回は、ウィルソン『シフト』(W LABS PROJECT SHIFT 99 / 315)を実際に使用してインプレと解説をしていきます。
※第2フェーズ時点(プロトタイプ)のインプレです。

①:ウィルソン『シフト』は食いつき抜群のラケット

ウィルソン シフト

ウィルソン『シフト』は、かつてない食いつきを実現してくれるラケットです。

ウィルソン公式サイトでは以下のように紹介されておりますが、まさにこの説明通りのラケットです。

「噛み付くようにボールを捉える」という表現が本当に的確です。

勝者こそ全て。
勝者になる為に、目的はシンプル。
「より多くのボールをコートに入れること」
噛み付くようにボールを捉えること、
それが深さ、角度、速さ、すべてを実現する原点である。

さらにシフトというラケットは、世界規模のモニターテストを経て、3つのフェーズで開発が進められています。

第1フェーズは全世界8,700万のテニスプレーヤーから各国で厳選されたプロテニスプレーヤー、
ネクストジュニアプレーヤー、育成エリートコーチ、テニスインフルエンサー
合計1,000名による3ヶ月間のモニターテストを実施。

2月3日からは第2フェーズが始まる。
最終モニターを全世界で約5,000名まで拡大し、
各国主要テニスショップの協力を得て『モニタースペック&デザイン』
にてテスト販売を実施、更に多くの声を集約する。

現段階でまだ仕様は最終調整中。
この2つのフェーズを経て、最終フェーズでどのようなラケットが誕生するのか。

2023年7月10日 製品版追記

スピンをかける際に、スピードが落ちる点を改善したのがシフトです。

すなわちスピードとスピンの両立が最大の魅力。

普通に打っても、縦しなりを活かして、スピンがかかるという原理です。
(縦しなりは、ウィルソンのクラッシュでも採用されています)

更に、高い弾道のスピンボールではなく、低い弾道でスピード&パワーが両立できるのです。

②:ウィルソン『シフト』のテクノロジー

ウィルソン シフト

横しなり×縦しなりで異次元の食いつきが実現していることが分かります。

さらに打球音も不思議なほどに気持ちの良い音がします。

・「スタンダードな純しなり」と「規格外の縦しなり」の融合によってパワーとスピンを物理学で融合・両立させた常識をウイルソンラボの最新技術ラケット。
・AI設計のジオメトリー
・パワーとコントロールを両立する18×20ストリングパターン。

また、シフトは、ウィルソンラケットのシリーズの中でもパワー・コントロール共に中間に位置するラケットです。

そのため、シフトを起点として、パワーに寄せていくか、コントロールに寄せていくか、テニスの方向性も決められるので、部活やサークルで1本あれば嬉しいラケットです。

③:ウィルソン『シフト』プロトタイプ&製品版の違い

ウィルソン シフト

以下の通り、「シフト99(プロトタイプ)」と「シフト99 V1」のバランスです。
もっとパワーを出すために、先端部分に少し調整されました。

また、デザイン面では、「ボヤッとしたロゴ」→「小さめでハッキリとしたロゴ」に変更されており、全体的なホワイト感も若干変わってます。

プロトタイプ&製品版の違い

プロトタイプ
シフト99
製品版
シフト 99 V1
プロトタイプ
シフト99 プロ
製品版
シフト 99プロ V1
製品版
シフト99L V1
※プロトタイプ無し
フェイス 99平方インチ 99平方インチ 99平方インチ 99平方インチ 99平方インチ
長さ 27インチ 27インチ 27インチ 27インチ 27インチ
ウエイト 300g 300g 315g 315g 285g
バランス 30.0cm 31.5cm 31.5cm 31.5cm 31.5cm
フレーム厚 23.0/23.0/23.0mm 23.0/23.0/23.0mm 23.0/23.0/23.0mm 23.0/23.0/23.0mm 23.0/23.0/23.0mm
ストリングパターン 縦16x横20 縦16x横20 縦18x横20 縦18x横20 縦16x横20

「シフト99 プロ」に関しては、プロトタイプも製品版もスペックに変更はないため、デザインを気にしなければどちらを購入されても同スペックなのでOKです。

④:ウィルソン『シフト』のメリット

ウィルソン シフト

ここからは実際にウィルソン『シフト』を使ってみた感想をショット別にご紹介していきます。

ストローク

すごくマイルドな打球感です。
パンと弾くようショットは難しいですが、55ポンドでも柔らかく感じました。
腕や肘に優しく、ボールの食いつきが尋常じゃないです。

見た目は厚ラケで飛びそうですが、これが案外飛びすぎないラケットです。
厚ラケなのにボールを潰して打つこともできる、優れたラケットです。

ボレー

ボレーも相当に食いつくので、コントロールがしやすいです。
いつもなら思わず振ってしまうボールでも食いつきが良いからかコートに収まってくれます。

スマッシュ

ボレー同様、食いつきが良いです。
スマッシュもコントロールしやすいです。

サーブ

サーブも食いつきが良いです。
フラット系のサーブは食いつきが良い分、少し難しいですが、スピン、スライス共にボールを引っ掛けて飛ばせるので、ボールの変化を増幅させてくれます。

リターン

一旦ボールを捕まえてくれるため、そのままコントロールしてボールを運びやすいです。
ブロックリターンでの対処が簡単になるラケット。

⑤:ウィルソン『シフト』のレビュー

ウィルソン シフト

感想:インパクト時、ボールが乗っているような感覚です。
グリップが薄いのでボールを持ち上げるのが難しかったです。ただ、グリップが厚い方は、スピンがかけやすく打ちやすいと思います。ボレーは、とても打ちやすかったです。

テニス歴:8年
使用ラケット:ヘッド グラビティ
使用ストリング:ナイロン系

感想:良くも悪くも癖のないラケットです。
癖が無いので、テニス初心者の方にぜひ使ってもらいたいラケットとなります。

テニス歴:20年
使用ラケット:ウィルソン プロスタッフ
使用ストリング:ポリ系

⑥:ウィルソン『シフト』はこんな人にオススメ

ウィルソン シフト

大事にボールを繋いでコントロールし、持久戦を挑む人向けです。

ストロークのスピン量も調整しやすく、ボレーもコースを狙えるので、オールラウンダーの方にとって良い相棒になってくれます。

⑦:ウィルソン『シフト』のインプレ・レビューまとめ

ウィルソン シフト

ウィルソン『シフト』は、初級者〜競技者まで、幅広い層をカバーできるラケットです。

ボールの食いつきが、あらゆるラケットの中でもトップクラスに位置するラケットです。

ボールを打っている感触を楽しみたい方や、スピン量やコントロールを自在に操りたい方にはたまらないラケットだと思います。

あなたもぜひボールの食いつき(噛みつき)を体感してみてくださいね。

⑧:ウィルソン『シフト』の製品版まとめ

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