テニス歴19年、サイト運営担当のSHOTAです。
今回は、「ソフトテニスから硬式テニスへの転向」についてソフトテニス上がりの私がご紹介します。
ソフトテニス経験者が硬式テニスに転向する話は珍しいことではありません。
と言うのも、高校生になったタイミングで。
専門・大学生になったタイミングで。
社会人になったタイミングで。
とライフステージが変わるタイミングで硬式テニスに挑戦してみようと思う方が多いからです。
ソフトテニスと硬式テニスの両者は、すごく似た競技ではありますが、ラケットもボールも違うので転向を考える際に下記のような不安もあると思います。
- ソフトテニスの打ち方でも通用するのか?
- ソフトテニスの癖が邪魔しないか?
- ソフトテニスから硬式テニスへの転向は成功しないと聞くが大丈夫か?
今回は、テニス超観戦術 [ 神谷勝則 ]をもとにこれらを深掘りして解説していきます。
この記事を読めば、「ソフトテニスから硬式テニスへの転向がスムーズにできそう」と思ってもらえるはずです。
①:ソフトテニスから硬式テニスへの転向は可能
まずは結論から、ソフトテニスから硬式テニスへの転向は可能です。
あの浅越しのぶさんもソフトテニスから硬式テニスへ転向してプロになっているのです。
※浅越しのぶ:元プロテニス選手。シングルス自己最高ランキング「21位」。
また、硬式テニスをする上で、有利に働く要素としては「オープンスキル」の競技経験者であるということです。
スポーツは大きく分けて、下記の2つのタイプに分類されます。
オープンスキルのスポーツ
野球・サッカー・バスケットボール・ソフトテニス・硬式テニスなど相手と関わって情報を処理していくスポーツを指します。
クローズスキルのスポーツ
陸上・水泳など形をどんどん追求して完成形を目指していくスポーツのことを指します。
相手と関わるときの対応力が必要なスポーツの経験が硬式テニスでは活きてきます。
すなわち、「オープンスキルのスポーツ」ということです。
ソフトテニスは、限りなく硬式テニスに近いので有利に作用することでしょう。
②:ソフトテニスと硬式テニスの共通点
前述しましたが、両者ともオープンスキルのスポーツで名前も「テニス」とつくだけあって、共通点も多いです。
転向後もこの共通点を活かして、技術を伸ばしていけるのです。
それでは、ソフトテニスと硬式テニスの共通点について解説していきます。
フォアハンドストローク
ソフトテニスと比べて、ボールに回転(トップスピン)をかけてコートに収める意識が必要となりますが、ソフトテニスのフォアハンドストロークがほぼそのまま使えます。
また、ソフトテニスで養われた回り込みのフォアハンドストロークが硬式テニスでも活かす事ができます。
フットワーク
フットワークについてももちろん共通です。
ソフトテニスは、ボールのバウンド後の速度が硬式テニスより遅いこともあり、粘り強く走って拾う癖がついているはずです。
その分、フットワークについてはソフトテニス経験者の方が有利に働きます。
試合展開
試合展開・戦術は概ね同じです。
硬式テニス経験者とすぐにでも試合ができるので、大きなメリットです。
③:ソフトテニスと硬式テニスの相違点
次にソフトテニスと硬式テニスの違いについて解説していきます。
ボレー
ボレーはグリップの握りが違いますので、大きく異なる点です。
- ソフトテニス:厚いグリップ(ウエスタン)でボレーが基本
- 硬式テニス:薄いグリップ(コンチネンタル〜イースタン)でボレーが基本
厚いグリップ(ウエスタン)は、体の正面に飛んできたボールに対して力が入りやすく対処しやすいのが特徴です。(守備範囲が狭い)
一方、薄いグリップ(コンチネンタル〜イースタン)であれば、体より遠いところに飛んできたボールに対して力が入りやすく対処しやすいです。(守備範囲が広い)
正直、硬式テニスのボレーは、厚いグリップ(ウエスタン)のままでも対処することは可能です。
ただし、硬式テニスのボールはソフトテニスに比べて重く、手首にも負担がかかる為、ゆくゆくは薄いグリップ(コンチネンタル〜イースタン)に矯正されることをオススメします。
もしボレー自体が不安であれば、ネットプレーを控えればいいだけです。
バックハンドストローク
バックハンドストロークは、残念ながらソフトテニスのノリで打つことは困難です。
ボレーと同様、グリップの握り方が大きく異なります。
ただし、硬式テニスになったからと言って、両手バックハンドで打つ必要はないです。
片手バックハンド・両手バックハンド両方試してみて、自分に合ったものを取り入れましょう。
また、ソフトテニス経験者の強みである回り込みのフォアハンドストロークでバックハンドを回避する手もあります。
サーブ
セカンドサーブで使っていたアンダーサーブは基本的に硬式テニスでは使いません。
あっさりと叩き込まれます。。
ですので、セカンドサーブもオーバーからのサーブを修得しましょう。
回転と確率重視のサーブを身につける必要がありますので練習あるのみです。
④:ソフトテニスから硬式テニスへの転向は向かない説
以前は、ソフトテニスから硬式テニスへの転向は向かないと言われていました。
その理由としては下記です。
- ダブルスしかなく前衛・後衛が専門職になっている
- グリップが厚くボレーに向いていない
- バックハンドのスライスが使えない
ただ現代ではソフトテニスでもシングルスがありますし、ダブルスにおいても前衛・後衛は硬式並みの役割分担になってきています。
またソフトテニスと硬式テニスの両方で選手活動を行っているアジアの女子選手も見られるほどです。
さらにフットワークだけを取り上げるとソフトテニス経験者のフィジカルの方が驚異となります。
これらのことから、ソフトテニスから硬式テニスへの転向は以前よりも有利な時代になってきていることが分かります。
⑤:ソフトテニスから硬式テニスへの転向(まとめ)
いかがでしたでしょうか。
「ソフトテニスから硬式テニスへの転向がスムーズにできそう!」と思っていただけたでしょうか。
今回の「ソフトテニスから硬式テニスへの転向」についてまとめると以下です。
- ソフトテニスの打ち方でも硬式テニスは通用する
- ソフトテニスの癖を回避するためにフォアハンドをフル活用しましょう
- ソフトテニスから硬式テニスへの転向は可能!
また、ご紹介してきた通りソフトテニス経験者は、硬式テニスに転向する上で大きなアドバンテージを持っています。
そのアドバンテージを活用し、ソフトテニスの癖を軽減して硬式テニスに挑戦してみてください。
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