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テニス歴19年、サイト運営担当のSHOTAです。
今回は、「テニスの歴史」について解説します。
これからテニスを始める方や長年テニスをしてきた方もテニスの歴史については、案外知らないのではないでしょうか?
そんな私も最近やっとテニスの歴史について知りました。(テニス歴19年・・・テニス歴19年・・)
正直、テニスをプレーする上で歴史を知らずとも何の問題もありません。
ただ、多少のうんちく程度にはなりますので今回ご紹介してきます。
今回は、テニス指導教本 1 /大修館書店/日本テニス協会をがっつり参考にしています。
ちなみに、まだテニスの楽しさに気付いていない方、テニス道具はどの順番で揃えたらいいのかわからない方は、以下の記事からご覧ください。
≫テニスの始め方を解説(社会人からでも遅くない!)
≫テニスに必要な道具は?(価格帯は?)
①:テニスの原型「ジュ・ドゥ・ポーム」
テニスの原型は、「ジュ・ドゥ・ポーム」と呼ばれる競技です。
「ジュ・ドゥ・ポーム」とは、「手のひらのゲーム」という意味で、11世紀のフランスの修道院で考え出されました。
まさかのイギリスではなくフランスがテニスの先駆けなのです。
古くは、素手を使ったり、グローブをはめたり、それに代わる道具を使ったりして、ネット越しにボールを打ち合いました。
②:テニスの語源「TENETZ」
テニスの語源は、イギリスの詩人ジョン・ガウワーが1399年に表した「平和を讃えて」の詩の中の「TENETZ」と言われています。
この時期に、フランス生まれのポームは、イギリス、スペイン、ドイツなどヨーロッパ各地へ広まりました。
16世紀からは、ポームがさらに盛んになり手のひらの代わりにラケットが使われるようになりました。
また、1505年には、初の国際試合がイギリスのウィンザー城でオーストリア大公フェリッペとドーセット侯との間で行われました。
③:イギリスではテニス「Tennis」
17世紀にはシェイクスピアが戯曲の中にテニスボールなどの言葉を用いていおり、このころから、イギリスではテニス(Tennis)という名前が定着したのではないかと思われます。
そして、他の類似した球技と区別するためポームを「リアルテニス」と呼ぶようになりました。
④:テニスの近代化エピソード(3つ)
テニスの近代化を語る上で、欠かせない19世紀後半3つのエピソードがあります。
④-1:パンフレットの発表
1873年に英国ウォルター・ウィングフィールド少佐が「スファイリスティクまたはローンテニス」というパンフレットを発表しました。
このパンフレットでローンテニスのコート、ルール、用具を統一したのです。
彼は、近代テニスの創始者と言われています。
ちなみにローンテニスとは、テニスの正式名です。
イギリスでは芝生のコートが多いことから、ローン(芝)テニスという名が付いてます。
近代テニスは、イギリスが発端ということになります。
④-2:ゴムボールの実用化
1872年にヒースコート氏が実用化したテニスボールの開発をしました。
表面をフランネル布で覆ったゴムボールを実用化することで、芝生でも弾むようになり、テニスの楽しさが増しました。
※フランネル布とは、ネルシャツ(通称)に使われる生地です。
④-3:ウィンブルドン大会の創設
1877年、ウィンブルドン大会が創設。
この大会の成功をきっかけに毎年行われるようになりました。
これが現在のウィンブルドン選手権へつながります。
各クラブがウィンブルドンを目指すようになり、大会規則が必然的に統一共通ルールへと発展していきました。
⑤:テニス競技の発展
ウィンブルドンに続き、1881年には全米選手権(現全米オープン)が創設されます。
1891年には、フランス選手権(現全仏オープン)。
1905年に全豪選手権(現全豪オープン)が始まります。
1925年には、フランス国際選手権(現全仏オープン)があらゆる国のプレーヤーに門戸を開放し、現在の四大大会の基礎ができました。
⑥:テニスの歴史(まとめ)
いかがでしたでしょうか。
テニスの歴史を理解いただけましたでしょうか。
今回のテニスの歴史をまとめると以下です。
- テニスの原型「ジュ・ドゥ・ポーム」:フランス発
- テニス「Tennis」:イギリスで定着
- テニス近代化3つのエピソード:パンフレット発表・ゴムボールの採用・ウィンブルドン創設
こうやってテニスの歴史をみると、遥か昔からゆっくりと形を変えて現代に受け継がれてきたことがわかりますね。
とても感慨深いものです。
私たちが今こうやってテニスを楽しくプレーできるのも、これまでの歴史のお陰です。
今回、歴史を初めて知った方は、より一層テニスに対する思いが強くなったことでしょう!
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